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金色のガッシュ!! 31 (31) (少年サンデーコミックス)

雷句 誠
おすすめ度:★★★★★
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誇れる友を持つということ。
おすすめ度 ★★★★★

 愛すべきキャンチョメを、愛しいままに我々が「さよなら」出来たのは、彼のパートナーである「鉄のフォルゴレ」との、魂の対決でした。
 「シン」の力を体得したキャンチョメの変異は、ガッシュの全能力を以ってしてさえ、圧倒する力。
 それ以後、デュフォーが懸念していた方向に、キャンチョメは向かいます。力を持ってしまうと「変わってしまうものがある」‥‥その言葉通りに。
 それを命がけで立ち塞がるのは、愉快なフォルゴレ、ではなく、かつて、ライオンの凶暴さを剥きだしにしていた頃を乗り越えた、カバの優しさと強さを持つ、フォルゴレの「切な過ぎる怒り」‥‥‥そして、最高のカッコ良さ。
 最もファニーなコンビが、これまでの伏線が最高に生かされ、かくも壮絶な別れを告げるという結末を迎えるとは‥‥‥この物語は、何度、熱い涙を私たちに流させるのか。

 奇しくも、ルーパーとパピプリオも、ここまで生き残ってきた本質「母性の力」が、明らかにされ、衝撃的な自己犠牲のシーンを目の当たりにすることになります。

 そのような最終的な局面の、キャラクターたちの背負う背景は、あの「ゴームとミール」にも用意されていて、キャンチョメとの戦いでゴームは「自分にも友達というものがあることを知る」のです。いやー、なんという圧縮度かと、心が震えました。ミールの、ゴームへの「切ないまでの説教」と、彼女の、ガッシュたちに対する、心にも「ある」捨て台詞のクールさには、最後までシビれました。

 涙くしては見えられない、再び判り合えたキャンチョメとフォルゴレの別離の直前、こうしたアマゾンのレビューすら含めて、現代のネット社会の匿名性の闇に通じる、痛烈で、勇気のある台詞を、あえて、自戒を込めて、引用させて下さい。
「ガッシュが、絶対に王になって、僕らを全員、必ず生き返らせてくれる。ガッシュは僕の親友だぜ。僕より落ちこぼれだったけど、僕よりも、他の誰よりも強くなったんだ‥‥。こんな‥‥隠れて攻撃してくるような卑怯者には、絶対負けないよ」
 
 キャンチョメが、誇らしいのは、誇らしく友を語ったこと。

 素晴らしい作品です。
 そして、次回以降、タイトルの通り「ガッシュは金色に輝く」ことでしょう。
 でも、金色に輝くのは、全ての誇れる、本当の勇気のある者たちも、です。

 その輝きを、「隠れて攻撃してくるような、卑怯者」が発することは、ない、のです。
 どれほどの最新機材や、力があろうとも、心の闇、衝動的で短絡的な執念を制御出来ない、その程度の「車に乗るだけで性格が変わる程度の、低レベルの闇」に呑まれた者には。

 心の闇を制する時、金色の光も同時に体得することを、この作品は教えてくれます。
 自戒を込めて、このアマゾンのレビューが健全化することも、「あの子たちと、そのパートナー」は、心身を削って、教えてくれます。

 キャンチョメ、さようなら‥‥‥。



ついにキャンチョメが,,,
おすすめ度 ★★★★★

ガッシュの進行上,いつかはこの日が来るのはわかっていた.キャンチョメとフォルゴレの別れ,想像するだけで涙が出た.

雷句先生は見事にオイラの想像を上まわってくれた.週刊誌でこのクオリティを続けてくれた先生に感謝と脱帽を.そしてゆっくり休んでいただいて,またすばらしいマンガを描いていただきたい.



キャンチョメ……
おすすめ度 ★★★★★

今回は『金色のガッシュ!!』の中でも特に【キャンチョメ】が好きだという人には二重三重の意味で衝撃を与える巻です
「こんなキャンチョメが見たかった」と言いたくなるような変化の術の真骨頂が見事に描かれ、またデュフォーによる危惧が現実のモノとなって「こんなキャンチョメはキャンチョメじゃないっ!」とも言いたくなる……
やる時はやる男【フォルゴレ】! 彼の壮絶な過去とは…?
キャンチョメ(&パピプリオ)vsゴーム。その衝撃のバトル模様をご覧あれ!
【ライオン】と【カバ】。あなたはどちらの動物が好きですか? どっちの方がかっこいいと思いますか? その答えが、この31巻にあります



ラストへ向かっています
おすすめ度 ★★★★★

ファウード編の間引きラッシュ以降、魔物の退場にマンネリ感を持って見ていたが
この巻は違った。メインキャラの退場も衝撃的だったが、個人的にはゴームとパートナー
のやり取りが印象的だった。
ガッシュとティオの会話が伏線臭くて、今後が気になる。

終わりを予感することで緊張感を与えられる。
終わりの見えない作品には無い醍醐味だと思う。



【買った、読んだ、泣いた!!】
おすすめ度 ★★★★★

笑いと涙を巻き起こしつつ、
「100人の魔物の子の中のたった一人だけが勝ち残る」
という1つの結末に向け、しっかりと一直線に進んでゆく。

意外とシンプルな計算の「組み合わせ」によって書き進められる雷句さんの漫画は、
それでいて人間にとって大切なものさえも教えてくれる。

●世界を消滅させようとする魔物「クリア・ノート」と、
「ガッシュチーム」との戦い!!!



まさに夢のコラボです。
おすすめ度 ★★★★★

全般的に言うと初心者向けだと思います 。これを知らずして新しい時代のエンターテイメントは語れません。
買って良かったと思います。


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