「王たち」の戦い。おすすめ度
★★★★★
ロッキー山脈にて待ち構えるクリア・ノートが、舞台を整え、鎮座して動かないことで、絶対的な強さが引き出されていますが、既に、この段階で生き残っている全ての魔物たちは、それぞれに「王としての、責務と覚悟」を背負って、皆の「祈り」を受け、最終決戦に挑んでいるように思えました。
構成上の消去法的な、やむをえざる消滅を迎える「他の王」の姿を振り切り‥‥‥ガッシュのバオウが、遂に決戦の舞台に炸裂します。
ガッシュに託す、という、使命、仲間、友情の強調は、ここまでの過程と、テンションを考えれば、残りし者たちは、すべからく「王」としての選択をしていると思います。
完全体へと近付く、計り知れないクリア・ノートに対し、残るは、ガッシュとブラゴのみ。
重ねて言いましょう。既にして、彼ら、ふたりは「王」である、と。
ひとつ、残念なことは、クリア・ノートというキャラクターが、もっと無機質に「魔物を機械的に淘汰するキャラ」であれば、ドラゴンボールの「セル」との差別化が出来たかと思いますが、それは、クリア・ノートをして、怒りの感情を炸裂させた、ガッシュたちの底力だと評価します。
明日を作るために、最終巻へ向けシン以上の力、「真のシン」が誕生するために、マグマのようなエネルギーが、たぎっているような、そんな32巻です。
そして、それに比肩する「優しさと慈しみ」にも満ちた、想いもあふれています。
生涯の友‥‥‥‥。
同時期に発売された某作における「王」のインパクトと、どうしても比較してしまうなら、こういう表現ではいかがでしょうか。
彼ら、すべからく、王の才を有する「王佐の極限の体現」、その戦いである、と。
さあ、次でラストです。
ここまできたら、最後まで見届け、「金色」を体感することをお薦めします。
最終決戦へおすすめ度
★★★★★
今までの魔物との戦いとは一味違います。マンネリ化していなくて読み応えありますね。
ガッシュ達の修行の成果が見所。
読むと6月発売予定とある最終巻(33巻)が早く読みたくなります(笑)
すばらしい!良作!
おすすめ度 ★★★★★
大変良く出来ています
。値段の割には上出来。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!