鬼、そして、もの悲しい物語おすすめ度
★★★☆☆
第二次世界大戦中の上海と現代とが、交差する物語。
前半は、貧しい女工さんを主人公に、謎の夜間学校の先生との恋、そして、抗日とともに盛り上がる鬼伝説と、鬼の出現。それを追う、謎の少女。女工さんの運命は、鬼とは?です。そして、舞台は、現代の横浜に。そこで発生する謎の殺人、上海の事件との関係は?
鬼と人との対決、鬼と少女の対決も、バッチし書いてはありますが、鬼と関係することとなる少女、鬼ゆえの悩み(?)が中心になっており、「鬼を狩る少女」の出番は、かなり少なめです。
話の中心となる魔都上海の様子、そこで暮らす人々の様子が、克明に記されていて、興味深いものでした。
TVでやってる「BLOOD+」の別バージョンみたいです。視点の違う「BLOOD+」を楽しむことができます。
少し感動しました。おすすめ度
★★★★☆
BLOOD+の元である、BLOOD映画の小説版ということで、読んでみましたが、
思った以上に切なく哀しい話で驚きました。
BLOOD小説の中で、一番良かったです。読みやすいし、愛について描かれていて、
最後まで読むと、泣けると評判の映画を一本観た気分になります。
描写の問題で、年齢制限すべき小説ですが、BLOOD作品が好きな人には、
是非!読んでほしい本です。
納得の出来
おすすめ度 ★★★★★
とても面白いじゃないですか
。このアレンジが秀逸の一品から感じたことは、素晴らしい才能の奥深さ、ということです。
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。