映像の少ないディランだけに本当によく見てます。言い方を変えると、それだけ見れる作品なんでしょうね。どの曲もベスト・アレンジといってよい仕上がりで、作品に新たな命を吹き込んでいるように思われます。ただ、「時代は変わる」と「神が味方」はアレンジうんぬんの問題ではなく、個人的にどうしても60年代の輝きと比較してしまいます。特に後者の、ライヴでのジョーン・バエズとのデュエットにおいて。それはさておき、CD発売当初、「天国の扉」の演奏中ずっと入る指笛の音は、観客の誰かがほんとうにずっと鳴らしているのだと、その蛮勇ぶりに半ば驚嘆していたので、製作上のミスが発表されて回収騒ぎが起きた時、少し残念でした。
動くディランを見るのは楽しいおすすめ度
★★★★☆
この人とNeil Youngはなにを今更Unplugged?と思うが、それはおいておこう。
若干アコースティック色が強いとはいえ、Never Ending Tourで演奏されて
いるライブとそんなに驚くほど違いはない。
とはいえ、近頃の彼のライブ映像というものが少ないのでこれは貴重なものなのだ。
特にお勧めは①と⑨。他にもボブの名曲は星のごとくあるとは思うが、このDVDの中ではこの2曲がいい!
演奏している姿には愛想もなにもないが、やはり彼の動く姿を見ると
それだけで私はうれしくなってしまうのだ。
いつも振り回されています。おすすめ度
★★★★★
bobdylanの好きな訳は、次になにをしでかすかわからないところが良いんです。もと歌がわからないほど編曲してしまったり…次の予測ができないところかな…そんなdylanに30年近くも振り回されています。
ジャケットではサングラスをしているがはずしても歌っていたおすすめ度
★★★★★
近年のディランの最も売れたアルバムであるMTV unplugged。その映像化である。MCも何もないと思われたこのライブだが映像を見て一箇所だけディランが言葉を発してるのを聞いた。それはライクアローリングストーンの出だしで音があってないことに気づき演奏が止まる。その時だけ場をとりなすようにディランが何かを話している。CDでは聞けなかった部分だ。そのほかステージを後にする時客が手を出しているのに合わせその手を叩き返そうとするディラン(よく挨拶みたいな感じでするやつ)が見れる。服装のほうもディランといえば水玉のシャツとサングラス、日本人がやれば単なるチンピラになってしまうこの格好もディランがすると最高にカッコイイ。廃墟の街や、ジョンブラウン、シューティングスター、ディグニティなどかなりいいテイクなのでぜひ映像でも見てもらいたい。ライクアローリングストーンのとちりも見て損は無い、こんなディランはなかなか見れない
上出来
おすすめ度 ★★★★★
とても面白いじゃないですか
。ファンなら買って間違いなく損のない品ですね。
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。
概要
1994年に収録されたボブ・ディランのアンプラグド。ポップ界の巨匠が、静かに、情熱的に音を紡ぎだす。演奏を支えるのはおなじみの5ピースバンド。バッキー・バクスターはドブロをはじめ、マンドリンやペダル・スティール・ギターで色を沿え、ボブは愛用のマーチンでリズムを刻む。73分にわたるショーには、彼の作品の中でも最も有名な曲、おそらくボブ自身が最も数多く演奏しているであろう4曲も含まれている。「見張塔からずっと」、「時代は変る」、「ライク・ア・ローリング・ストーン」、そして「天国への扉」が新しいアレンジとメロディで展開される。さらに貴重な一曲も。ボブを一躍有名にした「ジョン・ブラウン」だ。この反戦へのメッセージを込めた曲は60年代初頭に作られたが、いまだに正式リリースされていない。それから、90年代の「ディグニティ」。大ヒットではなかったかもしれないが、素晴らしい歌詞の曲だ(“フィリップ王子にブルースの故郷で会った。彼は尊厳に侵されちまったんだ”のくだりなど)。80年代最高のアルバム『オー・マーシー』を思い出させる「シューティング・スター」も演奏される。全編を通してボブはひと言も言葉を発しない。しかし最後にはほほ笑みを浮かべ、握手を交わす(サングラスを外しさえする)。このライヴは、これまでにボブが行ってきたものとは趣が異なる。だからこそ実感できる。彼が時代遅れのスターになってしまうことはないと。(Sam Graham, Amazon.com)