同じ民族なのに殺し合いをする国、朝鮮。指導者たちには怒りを覚えます。そのせいで、恋人は引き離された。怒りと共に、悲しみを覚えます。最後に彼女が彼に殺してもらえたとき、彼女はやっと苦悩から解放されたのかなとも思います。ただただ、悲しくて切ないストーリーです。私も彼女と同じ立場なら、愛する人に同じようにして欲しいと思います。
韓国映画ブームの火付け役おすすめ度
★★★★☆
日本での韓国映画ブームの火付け役ともなったメジャー作品。
監督カン・ジェギュは、テレビでも活躍する現在の韓国映画をリードする一人。
韓国映画界に新しい風を吹き込む監督だけあって、ハリウッド映画にも引けを
取らない仕上がり。特にアクションは圧巻で、アジア映画もここまで出来ると
いう可能性を示してくれています。ハリウッド映画の二番煎じではないかという
批判的な意見もあるでしょうが、娯楽大作であることに間違いはありません。
ラストシーンではこの映画を象徴するような切ない曲が流れ、泣かされます。
歌詞内容に主人公の心情を重ね合わせて涙を誘う手法は使い古されたものですが、
まんまと乗せられました。悲恋的なストーリーではありますが、恋人同士で
観るとぐっと絆が深まるかも。
映画館で6回観ました。おすすめ度
★★★★★
ちょうどハリウッド映画に食傷気味の頃だったのでとても新鮮で韓流ブームの始まる前の記念碑的な作品です。韓流お得意の切ない恋愛と北朝鮮工作員とそれを追う韓国情報部員との銃撃アクション。とても新鮮に見えました。韓国で「タイタニック」の記録を破ったと言うのも理解できます。あまりに切ないエンディング。割れる水槽がイ・ミョンヒョンという仮の世界が壊れていくのを象徴しているような気がしました。そしてそしてキム・ユンジンの魅力にもやられました。ただキム・ユンジンはこの作品でのイメージが強すぎて他の作品であまり成功してないのがちょっと残念です。日本の近くでこんな緊張感を持った国があってそれをこうやって映画に作る事ができるなんて…。日本ではせいぜい「亡国のイージス」までが限界なんだろうな。
08年には韓国で本当にこの映画を地で行くような事件がおこりました。未だに融和できない朝鮮半島。
当たらない人はあそこまで弾が当たらない映画も珍しい。おすすめ度
★★★☆☆
映画のストーリー自体は、現実に緊張関係が続く朝鮮半島であり、こういう物語の舞台としては、今まで、こういう映画が出てこなかった方が不思議なくらいである。
ただ、銃撃戦になったときの、あまりのリアリティの無さには閉口した。
フル装備した韓国側部隊に包囲されたところに入ってきたんだから、普通は、そこで敵は全滅もしくはやっと一人二人が逃げおおせられるようなところを、韓国側の部隊員には、次々に弾が当たるものの、主役級の二人と、敵側には一発も弾が当たらない・・・。
んなあほな・・・と。
せっかくだったら、敵の主要二人以外のメンバーは、外で、追いつめられて自殺するのではなく、ここで、主要二人を逃すために、残りが撃たれて死ぬ・・・というストーリーの方が、まだ、自然だったのではないだろうか。
大変良く出来ています。
おすすめ度
★★★★★
とても面白いじゃないですか
。これは買わねばならないでしょう!
こつこつお金を貯めてでも買う価値のある一品だと思います!
概要
北朝鮮の特殊工作部隊と韓国の情報機関の戦いを描いた、大ヒットスパイアクション大作である。 ミステリー、アクションなどさまざまな要素を効果的に使い、南北分断という民族的悲劇を、韓国の情報機関員(ハン・ソッキュ)と、北朝鮮の敏腕女性スナイパー(キム・ユンジン)との悲恋物語という、誰にでも理解しやすく親しみやすいエピソードを通じて描いている。タイトルは、朝鮮半島にだけ生息する淡水魚の名前である。映画のなかでも「ある部分」で使われており、心ニクイ演出だ。
韓国では、シュリを観なければ仲間はずれになる、というほどの人気だったそうだ。冒頭シーンでは圧倒されて、なんともいえない淡いキスシーンにちょっぴりせつなくなる。付き合いはじめのカップルには最適の作品だ。(ますだなおこ)