単行本12巻までのデザインと設定を総まとめするというコンセプトのDESIGNSシリーズもついに三冊目。タイトル通りカラミティ星、ボォス星の諸国家についてまとめられています。
作中の主要人物が多く所属するフィルモア帝国、ハスハ連合共和国に関するページが多いのはもちろんのこと、その他の国々についても詳細なコメントが載せられています。メヨーヨ朝廷やロッゾ帝国など、魔導大戦に参戦してはいても、今までよく分からなかった国々の背景を知ることが出来て助かります。ブーレイ傭兵騎士団や、出雲アストロシティといったその他の勢力の解説もこの巻に収められています。
盛り沢山ではありますが、残念だったのは聖宮ラーンに関わる話題ということで歴代アトールの巫女の解説は収められていないこと。マグダルや、ラーンに大きく関わるらしいヘアードは次巻になるようです。
再開はいつ?である!おすすめ度
★★★★☆
第2集から一年以内に刊行すると予告し、毎度の先延ばしになった第3集の登場です。
と、まずは皮肉から。
過去の掘り下げ・名前だけ知れてたキャラの2D化といった、第1、2集と同じコンセプトであり、基本 読み込まないと難解な設定集なので、活字嫌いの方には向かないかもしれません。
劇中で語る余裕のなかった裏設定になってしまった物を、この場を使って公開的なカットが複数含まれてるのは嬉しい限りです。
という事で新事実は少ないです。
自分的にはヘアードさんが聖宮ラーンの大神官( になる?)だった事、スペックがMHマイトだった事、フィルモアには裏のドンがいた などですね。
永野先生はあえて、核心部分を次巻4(仮)に持ち越したそうです。
連載再開時期に刊行予定ですから、いつになる事やら。。。
デザインラインの移り変わりおすすめ度
★★★☆☆
1、2と同様に、古い物から描き下ろしのものまでかなりの量が収録されていますので、
デザインの変化を見て楽しむというのもありかと思います。カラーリングも初期と最近とでは
まるで別物ですし。でも「永野デザイン」なんですよね。
永野デザインのファンならば抑えておいて損はないと思います。描き下ろしも多いですし。
ただそのデザインが動くところを見たい(連載再開はまだですか)ので、星は減らしてあり
ます。
追伸
マリエのキャラ予想当たった方っていらっしゃいますか。
好きなキャラなのに、全然予想してませんでした。
まさに夢のコラボです。
おすすめ度 ★★★★★
非常に素晴らしい一品だと思います
。ファンであれば購入価値は高いかと存じます。
ホント満点を付けても良い出来です。