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おもいでエマノン (徳間デュアル文庫)

梶尾 真治
おすすめ度:★★★★★
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エマノンシリーズの再版を!
おすすめ度 ★★★★★

生物誕生の歴史の記憶を運びつづける時間の旅人、エマノン。この膨大な情報をどのようなかたちで保存し、さらに受け渡してゆくのか。DNAでは無理ですね。塩基対は60億しかありませんし。女性にのみ、受け継がれてゆく能力といえば、母系遺伝ですから、ミトコンドリアがらみでしょうか?それなら、真核生物発生期からだし・・・。生命の伝承者、進化、人類、未来。ひさしぶりに楽しめるSF作品に出会えました。なのに、おもいでエマノン以外、手に入らない!徳間さん、ぜひエマノン文庫シリーズの再版をおねがいします。



切なくて素敵なエマノン
おすすめ度 ★★★★★

リリカルなSF作家を3人挙げろ,と言われたら僕なら,ディプトリー・ジュニア(『たったひとつの冴えたやり方』),筒井康隆(『時をかける少女』)とこの梶尾真治でしょうか.彼の代表作といえば,映画化もされたからSFな人でなくとも知っているだろう『黄泉がえり』や『美亜へ贈る真珠』とか星雲賞も受賞した『地球はプレイン・ヨーグルト』なんだろうけれど,僕の一番は連作短編集である本書『おもいでエマノン』を挙げたい.

学生時代失恋してフェリーで旅に出た語り部は,船内で'エマノン'(No nameの逆さ綴り)と名乗る不思議な美少女に出会う.そしてその13年後…
「誰にとってもおもいでって必要なものでしょう?」
「数時間も13年も私にとっては同じなの」
切なくて素敵なエマノンに僕は惹きつけられたのでした.僕もかつて敦賀や舞鶴から北を目指しひとりフェリーに乗ったけれど,ついに彼女に出会うことはありませんでした.でも,僕もいつかどこかでエマノンに出会う気がしています.

ところで,本書のイラストは同様に星雲賞受賞の鶴田謙二.この人のイラストもとっても好きですね.彼の描くエマノンにも'Spirit of Wonder'を感じます.



とりあえず傑作。
おすすめ度 ★★★★★

30億年の記憶を持つ女性エマノン。その設定だけでも読ませるのですが、当然沸いてくる疑問などを上手く使いながら、様々な角度でエマノンを見せていきます。それが面白くて面白くて。誰もが思いつきそうな発想なんだけど、そのカバーの仕方が一流です。
今までの読書経験が覆りました。



豪華
おすすめ度 ★★★★★

梶尾真治の根源とでも言うべきなのが、この作品。
全編に通底する叙情感はこのシリーズならでは。
今回の文庫化の際に、星雲賞受賞作「あしびきデイドリーム」
が同時収録されたのも嬉しい。
鶴田謙二のイラストも必見。



エマノンは私と似ています
おすすめ度 ★★★★★

私は、数年前から作家を目指しています。
生まれつき神経の持病があって、一応の社会生活はできるのですが、
家族を含めた他人とのコミュニケーションが上手くとれません。
どこにいても居心地が悪くて、自分の居場所を見つけることができない、一種の放浪者です。
そんな私の唯一の友達は本だけでした。
そして、読んだ本の内容をできるだけ細かく記憶しておくのが得意でした。

エマノンは、地球に生命が誕生してから40億年の記憶を持ち、終わらない旅を続けています。
そして、古今東西の本の記憶を道連れに、さまよっている私はエマノンに深い共感を抱きました。
しかし、私とエマノンが決定的に違うのは、私の旅は死によって終わりがくることです。
でも、エマノンは全ての生命が滅びるまで、さすらい続けなくてはなりません。

それから、エマノンの名は、英語のNO NAMEのさかさ綴りで、本当の名前がないと言うことです。
実は、私は親からもらった本名が大嫌いで、心の中では、自分の名を受け入れていません。
そして、まだ正式な筆名も決まっていません。

私は孤独で辛い人生を送ってきました。
でも、エマノンは私以上に過酷な運命を背負っています。

この本は私に勇気と希望をくれました。
 



上出来
おすすめ度 ★★★★★

全般的に言うと初心者向けだと思います 。これを知らずして新しい時代のエンターテイメントは語れません。
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。


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