エマノンは私と似ていますおすすめ度
★★★★★
私は、数年前から作家を目指しています。
生まれつき神経の持病があって、一応の社会生活はできるのですが、
家族を含めた他人とのコミュニケーションが上手くとれません。
どこにいても居心地が悪くて、自分の居場所を見つけることができない、一種の放浪者です。
そんな私の唯一の友達は本だけでした。
そして、読んだ本の内容をできるだけ細かく記憶しておくのが得意でした。
エマノンは、地球に生命が誕生してから40億年の記憶を持ち、終わらない旅を続けています。
そして、古今東西の本の記憶を道連れに、さまよっている私はエマノンに深い共感を抱きました。
しかし、私とエマノンが決定的に違うのは、私の旅は死によって終わりがくることです。
でも、エマノンは全ての生命が滅びるまで、さすらい続けなくてはなりません。
それから、エマノンの名は、英語のNO NAMEのさかさ綴りで、本当の名前がないと言うことです。
実は、私は親からもらった本名が大嫌いで、心の中では、自分の名を受け入れていません。
そして、まだ正式な筆名も決まっていません。
私は孤独で辛い人生を送ってきました。
でも、エマノンは私以上に過酷な運命を背負っています。
この本は私に勇気と希望をくれました。
上出来
おすすめ度 ★★★★★
全般的に言うと初心者向けだと思います
。これを知らずして新しい時代のエンターテイメントは語れません。
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。