映画もいよいよクライマックスとなる終盤、草薙くんが走り出す場面から何度もみたくなる。4〜5年絶った今でもふともう一度みたくなる。最後の竹内さんとのやりとりはすごく短いけど、ジ〜ン(涙)ときますよ。
原作好きでしたおすすめ度
★★★☆☆
ある日突然、好きだったあの人が戻ってくる。
何事もなかったかのように。
そして、過去と現実、記憶と思いの時空を乗り越えて、好きだったあの人が、生きている人と同じように話しかけてくる。
もし・・・そんなことが在ったら・・・
あなたは誰に会いますか・・
わたしは、17年前に亡くなったわたしの父親に会いたい。
父親がいなくなってから歩んだ私の人生について、語り合いたい。
彼だったらどうしただろうか。
聞いてみたい。
物語の主人公川田の死んだ親友の男勝りの恋人・葵(竹内結子)。
彼女の「6センス」のような登場のしかたは面白かった。
けど・・死んだ親友俊介のことを忘れられずに心理カウンセリングまで受けていた彼女が、あるところから、川田に心が移っていく。
その辺の描写が、唐突過ぎて、あれっなんで・・という感じ。
やっぱり、現実に戻った(と思わせる)彼女は、川田が期待する彼女への思いが、現実に結実したもの? とすると、この世によみがえった人たちは、生きている人たちの単なる思いの仮想現実?
とどんどん考えていってしまうと。 感動が薄れてしまう。 やはり彼女は一個の意思を持った個体として表現してほしい・・ とすると、こころの描写をもう少し、豊かに・・と
考えてしまうのは、やりすぎ・・かなっ (笑)
でも個人的には、竹内結子も好きだし、柴咲コウの歌う劇中歌「月のしずく」も、とても存在感があって良かった。
もし、黄泉がえりが存在するとしたら、
あなたは、誰と会いたいだろうか
うーん…おすすめ度
★★★☆☆
命、人の生き死にを扱うにしては全体的に安易で、キレイゴト過ぎて、
視聴しながら終始釈然としないものを感じました。
とにかく一部を除いて悟りを開いたかのように達観しているヨミガエリに人間味が無い…
まぁごちゃごちゃ考えずに素直に泣かせて貰おうとも思いましたが、
その点でも、盛り上がりに欠けました。特に最後の見せ場。
人物の配置はとても良かったと思います。
あとは言うまでも無く歌が印象的ですが、
引っ張ったわりに使いどころはかなり勿体無かったなぁと。
すばらしい!良作!
おすすめ度 ★★★★★
わたくしめもついに買いましたよ
。TOP100ランキングに入っているのでご存知の方も多いと思いますが、
買って良かったと思います。
概要
九州、阿蘇地方のとある地域で死者が次々とそのときの姿でよみがえるという不思議な現象が発生。厚生労働省に勤務する川田(草彅剛)は、故郷でもある現地に向かい、死んだ親友、俊介の恋人だった葵(竹内結子)と再会、調査を開始。やがてこの現象でよみがえった人々は3週間しかこの世にいられないという法則に気づき、葵のために俊介をよみがえらせようとするが…。
梶尾真治の同名小説を原作に繰り広げられるラブ・ファンタジー映画。生者と死者との優しき想いが前半は群像劇として描かれ、後半は川田と葵のドラマに焦点が絞られていく。阿蘇という古代伝承の地を活かした伝奇ミステリとしての要素は薄いのは残念だが、『害虫』などで注目される塩田明彦監督の端正な演出が切ない感動を巧みに盛り上げ、2時間5分の長尺を一気に盛り上げる。3週間の期間限定公開だったが、あまりの好評にロングランとなり、劇中のシンガーRUI(柴咲コウ)が歌う『月のしずく』も大ヒットした。(的田也寸志)