+ 吸血鬼ゴケミドロ +

吸血鬼ゴケミドロ

佐藤肇
おすすめ度:★★★★★
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人類終末映画
おすすめ度 ★★★★★

 血のような夕焼けの中を飛んで行く旅客機。

無気味に光る巨大な光体とすれ違った瞬間、計器は狂い、エンジンは吹き人里離れた山中に不時着する。

やがて、乗客の中にいた暗殺者(高英男)がスチュワーデスを人質に脱出を図るが円盤と遭遇し、額をザックリ割られスライム状のゴケミドロ本体が侵入し吸血鬼となる。

パイロットが救出したスチュワーデスはショックから記憶が飛んでいた。

乗り合わせた精神科医の催眠術によって、真相が解ると医者は崖から突き落とされて重傷を負う。

そこに吸血鬼と化した暗殺者がいたのである。
(ここは飛び上がるほど怖かった。)

一人、また一人と吸血鬼の犠牲者となってゆく乗客達。
高英男を倒してもゴケミドロは死ぬことはない。
本体が他の人間の傷口から侵入し、また吸血鬼となって人間を襲うのだ。

どうにか、窮地を脱し高速道路に辿り着いたパイロットとスチュワーデスは料金所の人物がミイラ化しているのを見て驚愕する。
(このミイラの額が割れているところをみると、全世界で同様のことが起こっていたのだと推測できる。)

ホテルでは死体の山、道路上ではクルマに乗ったままの死体と、もはや地球に生きた人間は二人だけになったとうかがえる。

頭上をあの円盤が通過し、円盤群が飛来し、やがて真っ赤になり月にように変貌した地球の描写で終わる。

小2の時、映画館で観て以来、私にはトラウマとなっている。
今でも深夜になると、どこからかゴケミドロが現れて血を吸いにくるのではないかとふと思うことがある。

余談だが、同時上映は「怪獣総進撃」(ゴジラ電撃大作戦)と「リオの若大将」だった。この三本が同じ日にインプットされたのは貴重な体験だったと思う。

ちなみに脚本を担当した高久進は多くのアニメや特撮作品も手がけていて、その手腕には驚嘆させられる。
「デビルマン」の「眠れる美女ゾルドバ」、「超人機メタルダー」などは一度見ても損はないと断言できる。



エイリアン地球侵略映画の決定版!
おすすめ度 ★★★★★

エイリアンの地球侵略物は数多いけど、この作品はその中でも決定版!
それも東宝が作成しているところがスゴイ!

子供の頃、映画館で見た時はその余りにもグロく、恐ろしい描写でしばらーく頭の中に映像が残っていたほどの衝撃があった。

緑色のドロの塊のような、宇宙生物「ゴケミドロ(凄い名前)」に次々と寄生される人間達の本性や何も手の打ちようがない絶望感。
最後に生き残った男女も大挙して地球に来襲するUFOの前には助かる術もない。
青い地球が次第に土色に変化するラストシーンは、子供が見たらトラウマになる程の衝撃場面。

BGMも実に不気味で雰囲気を盛り上げ(?)ている。
興味のある方はご覧ください。
ただし、近くに幼い子供がいないことを確認してから。




「ミナゴロシダ!」
おすすめ度 ★★★★☆

内容は先輩コメンテータリー諸氏の仰る通りです。
初めて観た幼少時は恐ろしかったのに、今観るとむしろお笑い映画で。
でも、これは成功だと思うのです。
社会人になるまでトラウマになり、あらためてDVDを買って観ようと思うのですからね。



吸血鬼ゴケミドロ
おすすめ度 ★★★★★

子供のころ見てギョエー状態になり、以来思いで深い作品として記憶に残りましたが、そのころは、日野日出志の漫画「地獄の子守唄」のような、毒々しい色彩に満ちた、暗い終末的なホラーのイメージでした。
ドス赤い空や、それを背景にした円盤の飛来は、時々夢に出てくるくらい印象にのこりました。現実に、大気汚染のひどい地域では、かなり毒々しい夕焼けが見られますが、落日のイメージと重なっているせいか、本当に「終末」というイメージの強い映像です。生き物のように地面を這って近づいてくる円盤に、人間が引き寄せられて入っていく場面も、サーモグラフィのような赤い光を背景にして、影となった人物が揺らめいて見えるのが不気味で印象的でした。
その赤に対照的なのが、これまた毒々しい青みがかった銀色に輝く、流体状のエイリアン、ゴケミドロです。カウチ・コメンタリーでも指摘されていますが、取り付かれた人間のぱっくりとした額の割れ目と、そこから粘液状のゴケミドロが出入りする状況は、ちょっとエッチな感じもありますね。あの盛り上がった額の割れ目を、特撮班がコンドームを材料にして作ったというのには、笑えました。
とにかく、ここまで(漫画的なくらいに)厭世感が強いと、醜い争いや戦争をして殺し合い、果ては核兵器で地球を巻き添えにして自滅してしまうかもしれない人類を、宇宙からやってきたゴケミドロが全滅させてもいいのじゃないか?という主張にも見えてきます。
円盤群の飛来によって、地球の洗礼が行われ、人類のいない平和な(?)緑の惑星に生まれ変わる名ラストは、今見ても充分印象的でした。
突っ込み満載のカウチ・コメンタリーは必笑です。「悪魔のいけにえ」なんかもそうですが、もともとこうした名(迷)画の楽しみ方は、ギャグとしても見ることができる点にあるのだと思います。



面白い。タランティーノも本作のファンです。
おすすめ度 ★★★★☆

結構面白いですが、ホラー、トンデモ映画好きの方にしか楽しめないと思います。
子供が見たら怖いと思うかもしれませんが、大人が観るには半分ギャグとしか思えません。
自分とほとんど同じツッコミ所のコメンタリーを聞くのもお薦めです。本作をご覧になられた方は「キル・ビル」もお薦めです。
出来はそんなに良くないけど面白い映画でした。



はっきりいって、すさまじい出来です。
おすすめ度 ★★★★★

とても面白いじゃないですか 。ファンなら買って間違いなく損のない品ですね。
こつこつお金を貯めてでも買う価値のある一品だと思います!


概要
謎の光体の接近により墜落し、岩山に不時着した旅客機の生き残りが遭遇する恐怖の体験。宇宙生物ゴケミドロが次々と人間の体に寄生しては、新たな獲物を求めていくのだ…。
松竹が手掛けた初の本格的特撮怪奇映画で、『散歩する霊柩車』『海底大戦争』など怪奇SFに定評のある佐藤肇監督の代表作ともいえる傑作である。ノストラダムスの予言による世紀末思想をいちはやく映画に導入した斬新さと、ゴケミドロが人間に寄生する際の描写など、シンプルな特撮ながらも実に不気味で効果的。吉田輝雄、金子信雄、高橋昌也などキャスティングも妙味で、彼らが醸し出す救いようのない人間不信のドラマとテイストは、映画全体のペシミスティックな雰囲気をさらに巧みにあおっている。特にゴケミドロに最初に寄生される高英男(本業はシャンソン歌手)の怪演は見ものであろう。(的田也寸志)

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