映像の質感が実によいおすすめ度
★★★★★
映像はかなり綺麗です。
序盤はグレインによるノイズが強めに感じましたが、全体を通すとそうでもない。
フィルムの粒状性が丁寧に出ていてとてもフィルムライク。
コントラストもバランスがよく色にメリハリがある。
とにかく質感がよい。
稀に輪郭が甘くなることがありますが、全体的にシャープにまとめている。
他のBD作品と比べてもかなり綺麗な部類に入ります。
その辺の新作と比べても全然よい。
音もかなりいいです。
特に効果音でのぬけがよい。
重低音の響き、高音のぬけと迫力があり映画を盛り上げてくれます。
セリフ部分もとてもクリアで満足ができる。
ストーリーは米独立戦争を舞台にした愛国心的な作品。
このエクステンテッド・エディションは追加映像があるらしく、175分もの長編映画になっています。
しかし、これだけ長いのに全くダレる事がなく、引き込まれるように観れるのは出来がいいからですね。
起伏があり要所要所に山場があるので長くても飽きる事がない。
設定のリアリティーさも満足できますし、細かい箇所まで作り込まれている。
独立戦争が舞台な時点でどうしても愛国心という単語がクローズアップされてしまいますが、あまり深く考えないで観ると面白いと思える。
映画としての質は大変よく素直に楽しめるのではないでしょうか。
しかし、メル・ギブソンはこういう役がハマりますね。
特典はSD画質でメイキング、HD画質で他SPE作品の予告と、そこそこの印象。
内容は戦争物なので好みが別れそうですが、画質/音質に関しては共に満足ができる作品です。
2層 MPEG −4 AVC LPCMおすすめ度
★★★★★
2000年制作。『パトリオット』=「愛国者」とゆう意味で、独立戦争を描いた正に「アメリカ万歳!」的な作品。しかしまだ、英国の圧倒的支配があった「アメリカ」が、自由と理想・大儀を掴む姿にアメリカ国民の心を、ぐっと掴むのであろう。
(ローランド・エメリッヒ監督は、「独立」を描くのがお好きなのだろうか。)
しかし、この独立戦争後、アメリカは本当に「自由や大儀」を勝ち得ただろうか。奴隷制度は続き、多くの血を流し開拓したアフリカ系アメリカ人は、公民権運動後も今尚、差別にあっている。。。星条旗を振りかざすメル・ギブソンの姿は、凛々しくアメリカンヒーローさながらに映るだろう。アメリカ人が星条旗を誇りに思う事には、ある意味羨ましく思える。
我々日本人は誇りを持って、堂々と日の丸を振れるだろうか・・・
「日本万歳!」とゆう映画が作れるだろうか・・・
約3時間、飽きさせず、濃厚に見せてくれた。見方を変えれば、家族愛の映画でもあり、飽きずに見る事が出来る。メル・ギブソン(オーストラリア人)は、父親役がはまっているし、長男ガブリエルのヒース・レジャー(オーストラリア人)も輝いていた。
この作品を観た後、「アミスタッド」「グローリー」「マルコムX」「ロング・ウォーク・ホーム」などを見直したいと思った。
さて、画質だが、場面によってはノイジーと感じる所もあるが、非常に高画質。
とてもメリハリがあり、肌・毛髪・衣装の素材・水面・火・木・森に差し込む光・・・等など、それぞれの質感がかなり良く出ており、目を見張る。7年前の作品で、これほどの画質に仕上げてきた事には驚いた。10分の追加シーンは、アプコンらしいが、初見の作品なので、あまり違いは判らなかった。「ん?」と思ったシーンがそうなのかも知れない。
音質も、台詞・効果音共に、それぞれがはっきりと聞こえ、迫力感も十分。
BD「パトリオット」。これはお奨めできます。
凄いの一言
おすすめ度 ★★★★★
背筋にゾゾゾという感覚が走りました
。出来は今更ながら言うまでもなく素晴らしい。
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。