またやってくれたなおすすめ度
★★★★★
前作アンダーワールドを劇場に足を運んで観た。そして待ちに待った続編の登場。期待を裏切らない出来だ。
前作より格段にパワーアップしている。吸血鬼VS狼男という古典的な名作を現代風にアレンジしA級ホラー・アクションまで昇華させた監督の手腕は見事と言うしかない。
この監督、目の肥えたホラーフリークを満足させるツボを知っている。監督自らがクリーチャー好きを公言しているだけあって、このCG全盛時代にCGだけでなく狼男の着ぐるみを使用するなどファンをニヤリとさせるこだわりを見せる。クリーチャーの質感にこだわっている証拠が伺える。
今作のストーリー自体は前作に比べ、やや難解なものになっている。説明不足と詰め込みすぎが原因か。それでも次作を期待させるテンションの高さはキープしていると思う。
一刻も早く次回作を観たい映画の一つである。
映像美おすすめ度
★★★☆☆
この映画の見所といったら、やはりケイト・ベッキンセールの美しさだと思います。とても華奢だけれど、芯の強さのある美しさは変わりません。彼女を見るだけでも価値はあるかも。
アクションは華やかなものの、登場人物の描写が弱い所が残念です。
新しい登場人物を増やしたわりには、話に深みが出た印象は受けませんでした。
すばらしい!良作!
おすすめ度 ★★★★★
言うまでもなく最高峰
。このアレンジが秀逸の一品から感じたことは、素晴らしい才能の奥深さ、ということです。
こつこつお金を貯めてでも買う価値のある一品だと思います!
概要
『アンダーワールド・エボリューション』は、2003年に思いがけないヒットを達成した『アンダーグラウンド』の続編だが、よりすぐれたアクション、少しのセックス、そしてより残虐なR指定の暴力シーンで期待に応える。セレーヌを演じるケイト・ベッキンセールは、黒のレザースーツという戦闘服に身を包んで息をのむほど美しく、すべてのゴスのファンの憧れをかき立てる。セレーヌは「死の取引人」の吸血鬼で、「リカン」ことオオカミ男のウィリアム(ブライアン・スティール)が何世紀も前から服役している刑務所から保釈されるのを妨げるべく闘っている。冒頭のアクションたっぷりのシーンによると、ウィリアムと兄弟のマーカス(トニー・カラン)が吸血鬼とオオカミ男の血統を始めた。不死身の父親コルヴィヌス(デレク・ジャコビ)は、何世紀にもわたる両者の間の闘いを目撃してきて、セレーヌ、それに人間と吸血鬼とオオカミ男の混血であるマイケル(スコット・スピードマン)に対し、戦争に終止符を打つよう要求する。戦争が続けられてきた原因は吸血鬼の戦士ビクター(ビル・ナイ)にあり、ビクターがセレーヌを裏切ったことで、「アンダーグラウンド・エボリューション」は家族の復讐という叙事詩になっている。シェークスピア的な恐怖を描こうという大胆な試みだが、脚本(ダニー・マクブライドと、ベッキンセールの夫で前回に続いて監督を務めるレン・ワイズマン)が必要以上に複雑で、登場人物が多すぎ、その全員に血を通わせるだけの細部が描かれていないことが惜しまれる。偉大な作品という目標に挑んだものの失敗した『アンダーワールド・エボリューション』だが、剣術、銃撃戦、CGIによる怪物たちは迫力があり、スピード感あふれるアクション、ホラー・スリラーとしては成功し、「アンダーワールド」シリーズの続行は無駄ではなかったと思わせる。すでにファンのあなたなら見逃せないし、そうでないとしても、『ヴァン・ヘルシング』を超えていることはたしかだ。(Jeff Shannon, Amazon.com)