これぞ反戦映画の元祖 !?類例の無い幸福に満ちた名ラスト !?おすすめ度
★★★★★
D・W・グリフィスが自作『イントレランス』の中世フランス編を更に発展させる形でメロドラマ化した作品。
フランスの街並を巨大セットで再現し迫力ある革命の戦闘場面を織り込んで描く、姉妹の小さな物語。
市街戦には千人単位のエキストラが動員されているが、それ以上にみせる演出は『国民の創生』で既に確立されている。
フランスの巨大セットの系譜といえば、R・バリモアの『我も若し王者なりせば』へと受け継がれ、『嵐の三色旗』にいたる。
そのどれも超大作の風格があるが、特に『嵐の孤児』はメロドラマの部分にも優れ、ラストの名高い救出と共に忘れがたい。
あわやギロチン刑に掛けられそうなるL・ギッシュのグローズアップは、殆ど倒錯趣味の権化と化している。この顔見たさにD・W・グリフィスはこの超大作を撮り上げようと思ったとしか考えられない。この行き過ぎた趣味を我々は映画史上でも類の無いものとして歓迎するだろう。
細部まで妥協なし
おすすめ度 ★★★★★
背筋にゾゾゾという感覚が走りました
。値段の割には上出来。
買って良かったと思います。