志村さんが、自らのコントやギャグを解説してくれる貴重な本です。とにかく、おもしろい。幼い頃の印象深いエピソードやバカ殿やひとみさん、変なおじさん。東村山音頭やカラスの勝手でしょ、ヒゲダンスなどの誕生から多くの人に受けた理由などを本人が語ってくれます。志村さん自身の、お笑いについての考えが示され、印象的です。コントの台本が掲載されていて、なかなか貴重なものです。小さい字でしたが、真剣に読んでしまいました。やはり、コメディアンというのは大したものです。解説を吉田拓郎さんが書いているのも異色でしょう。コントやお笑いの好きな方にはお勧めです。
だから、喜劇俳優の自伝は面白いおすすめ度
★★★★★
1980年代を小学生として過ごした僕にとって、初めて観た志村さんは『全員集合』の「カラスの唄」と「ヒゲダンス」。子供心に、ドリフターズのメンバーで、最も悪ふざけが過ぎる灰汁の強い人という印象を持ちました。そしてその後の『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』での、加藤さんとの阿吽の呼吸のコントや「おもしろビデオ」の名司会などで、次第に何とも言えない温かさを感じるようになったものです。
この本を書店で一目見て躊躇うことなくその場で買い、一晩で一気に読みました。そこで僕が見つけたのは、志村さんが自らを評して書いた「酒とコントと女が好きな『変なおじさん』」というより、テレビでは絶対に見られない、真摯で本物にこだわるひた向きな人。だから、喜劇俳優の自伝--チャップリンやキートンのように--は面白いのです。この年一番の感銘を与えてくれた本でした。
私はカトちゃん派ですが、心意気は買えますおすすめ度
★★★☆☆
最後のスラップスティック・コメディアン、と言われる志村けんのエッセイ。今まで私にとって志村けんは、あくまでドリフの、荒井注の代役であったし、「全員集合」でどんなに彼の人気が出ても、やはり彼は「あとから来た人」だと評価していた。彼の笑いはドリフの中では異質で、いささか幼稚だというのが当時の私の思いであった。そんな彼も今や喜劇界の大御所である。お手軽な笑いを拒み、作りこんだコントに固執し続ける、貴重な存在になった。亜流ではいけないけれど、彼には由利徹のような芸人になってほしいと願っている。
本書は一見ふつうのタレント本であるが、誠実に書かれており、私なりに発見もあった。まず、彼がビートルズの公演で、ドリフの前座を見ていないこと(定説と異なる)。もうひとつ、「全員集合」に出始めた頃の、顔面直撃のネタは、当たらない工夫がちゃんとなされていたということ(私は、本当に痛いんだろうと今までずっと思っていた-ばかだね)。精読に耐える文章ではないが、気楽に読みとばし、こうした収穫があったのだから、よしとしたい。
すばらしい
おすすめ度 ★★★★★
非常に素晴らしい一品だと思います
。これは買わねばならないでしょう!
こつこつお金を貯めてでも買う価値のある一品だと思います!