凄いの一言
おすすめ度 ★★★★★
出来は非常に良いです。従来の伝統を引き継ぎつつ、バランスがうまくとれてます。
買って良かったと思います。
概要
太平洋戦争が熾烈を極めていた昭和17(1942)年12月、瀬戸内海・江田島の海軍兵学校に石川(小林勝彦)らは入学。小暮一号生徒(本郷功次郎)ら先輩の厳しい指導、村瀬(野口啓二)との友情、そして教官の娘・由美子(仁木多鶴子)への淡い想いを経ながら、石川は訓練に勤しんでいく……。 戦時下、日本中の若者たちの憧れでもあった江田島の海軍兵学校を舞台に、当時の青春群像を描いた作品。原作は芥川賞作家の菊村到。時の大映若手スターが多数出演しているが、そのさっそうとした風貌など、今の若手俳優にはない精悍さに満ちている。また冒頭とラスト、亡き戦友たちの亡霊が現れ、回想形式でドラマが進んでいくあたり、どこか死臭も漂う作りとなっている。監督の村山三男はこの後も大映戦争映画路線の主翼となって活躍した。(増當竜也)
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