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孤愁の岸 (上) (講談社文庫)

杉本 苑子
おすすめ度:★★★★★
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切なさとやるせなさ、そして情熱
おすすめ度 ★★★★★

本書は、江戸時代に幕府より、木曽川、長良川、揖斐川の改修工事を命じられた薩摩藩士の苦悩を描いた小説です。もちろんこれは史実にも明確に残っているノンフィクションでもあり、現在でもこの一帯には薩摩藩士を祀る神社があるくらい、地元の人のこころに残る大事業でもあったようです。

江戸時代薩摩藩は外様の雄として、幕府より恐れられその力を削ぐために様々な圧力を加えようとします。そのひとつがこのような公共工事のスポンサーになることを命じる事だったわけですが、実際には薩摩藩の財政は破綻寸前で、その状態でこのような命令を受ければ、藩は潰れるしかないと言うところまで追い込まれていたわけです。

しかし、断ることも出来ず、幕府に弓を引くことも出来ず、薩摩藩首脳は苦渋の決断をするに至るのですが、本書ではそのあたりのこころの揺れ動きがとても丁寧に描かれており、抵抗無く感情移入することができます。

司馬遼太郎の歴史小説とはちょっと違う人物の描き方を堪能出来ると思います。



宝暦治水の舞台裏人間ドラマ
おすすめ度 ★★★★☆

濃尾川の氾濫を治めるための治水工事の現場が生き生きと描かれています。
「普請お手伝い」と称し、実際のところ数十万両の費用の全額負担・千人に及ぶ藩士の労働力負担と
莫大な被害を被る薩摩藩の人々の、苦渋に満ちた一年数か月間のドラマです。
他藩のために爪に火を灯すようにしてかき集めた金・人を投入し、
少しのトラブルで責任を感じ続々と腹を切っていく薩摩藩士たちの姿に、憤りを感じました。
決して後味の良い小説ではありませんが、歴史を知り、思いを馳せることができました。
読んで損はないと思います。



出来は非常に良いです。
おすすめ度 ★★★★★

まさに夢のコラボです 。これだけは手に入れようと思い購入を決めました。
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。



杉本苑子 動画

杉本苑子



木村カエラ 杉本苑子 コレクター・ユイ