カドゥケウス完成形おすすめ度
★★★★☆
しばらくWiiで展開していた医療アクション、カドゥケウスですが、DSに戻ってきました。
開発はヴァンガード、音楽はベイシスケイプ、外注作品のようですが、中身はまさにカドゥケウス。
音楽は外注だけあってアトラスっぽくないですが、よりアクションらしく、かっこよくなりました。
ストーリーは何故いまさらギルスをほじくり返すのか不明ですが、主人公月森の挫折と復活を描くのにはもってこいの相手でしょう。それよりも「Z」の話がなかったことにされているのが不満です。
ボイスはフルボイス、な訳がありませんが、Z水準か、それ以上のボイスがあります。術式では次の処置について軽く声で教えてくれるので、大分やりやすくなりました。
DSでタッチペン操作に戻り、より素早く正確に術式を運ぶことが出来るようになりました。さらに判定や術式がWii水準なのでかなりプレイしやすいです。縫合やドレーンの操作性が格段に向上しています。エコーも範囲が上がり、初代のように突きまくる心配もありません。
今までにあった凶悪な術式やギルス中心の展開は和らいで、ギルス後遺症や普通の術式の数が増えてました。
難易度としては、このゲームの醍醐味である、意図的に設定された壁を試行錯誤を繰り返して乗り越えていく、あの感覚は健在です。
ただ、ハードが尋常じゃなく難しい。こんなもんクリア出来るか、という場面も多数あり、クリアした時の達成感は凄まじかったです。
それでも今回の難易度曲線は何時にもまして厳しい気が・・・・・・・ イージーは簡単ですけども。
メニューやセーブ辺りがWii版を踏襲しているのも高評価で、今回はクリアすればサウンドテストも出来ます。
今回でカドゥケウスの完成形を見た気がするのですが、気のせいではないはずです。
今回のイージーは結構簡単目なので、今まで控えてた方もやってみてはいかがでしょうか?
進化したカドゥケウスおすすめ度
★★★★☆
確実に進化した「カドゥケウス」というイメージだった。
今作では、まず難易度が選べるようになった。難易度ごとにやりなおすのではなく、どれかの難易度でやれば、違う難易度で同じステージを選べるようになる。初心者の方はイージーから始めて、気に行った、得意な手術を高難易度でクリアしていく、という遊び方が楽しめるので、自分的には高印象だった。
まずびっくりしたのが、なんといっても術式の多さ!同じ術式が全くないほどに増えていて、特にギルス以外の術式の多さに驚いた。前半戦は主にギルス以外の手術や、ギルス後遺症などの手術が主になる。
後半、徐々にギルス戦になってくるわけだが、このあたりから難易度が跳ね上がってくる。特にギルス三連戦は何のイジメかと思うぐらいに難しかった。最後の一瞬のミス、超執刀のタイミングをミスったあの瞬間はトラウマ……。
とはいえ、クリアできなければEASYでやれば問題ないわけだけれども。
ストーリーとしては、前作主人公・月森とアンジュを中心に、外人外科医・アデルなどを交えて進行していく。前作のようなアツさはないものの、月森自身の精神的未熟さを再び突きつけられたりなど、特にマンネリは感じなくて良い感じだった。
ちょっと問題かなーと思っていたイラストレーターの変更だが、すぐに気にならなくなった。アデル女かと思ったけどサ……。
ただひとつだけ気になったのは、今回はエピソード選択制なので、最初から物語をやり直す時に鼻につくという印象があった。ちょっと鬱陶しい。あと、シナリオはやはり前作が大前提なので、やっていないとよくわからないかと思われる。どうせなので、今作の前に前作をやってみると良いだろう。
ともあれ全体的には拘りを持って創られたという印象の良作。前作「カドゥケウス」が好きならば、やらない手はないだろう。
ギルスおすすめ度
★★★★☆
またギルスを題材にするのはどうかと思った。だが音楽、システムは素晴らしいのでやってみることをお勧めします。
難易度が選べるようにおすすめ度
★★★★★
DS前作プレイ済み、Wii版未プレイ。
そこまでアクション得意ではないので、前作ではランクC連発、Xステージなんてとんでもない程度の実力ですが、がんばって今作もクリアしました。
前と大きく違うのは、前作は難易度がなかったのに比べ、今作はイージー、ノーマル、ハードの設定が選べること。どうしても難しい手術だけイージーに、ということも可能です。このシリーズ初の人はイージーでやれば、割とサクサク話を進めることができるでしょう。逆に難しいアクション大好きな人なら、ハードステージはかなりやりこめるはず。クリア後のボーナス、Xステージも健在ですが・・・当然ながら自分の腕では到底無理でした・・・
手術シーンはそんなにグロくはありません、ホラーグロ映画大嫌いでも平気。赤い血もイヤなら無理ですが。前作のギルスは虫っぽい外見の奴もいて、うぇぇ、と思ったものですが、今回は結構そういうグラフィックも緩和されてますね、よりモンスター的になったというか。
絵師の人が前と違う(Wii版は今作の人みたいですが)のは、最初かなり戸惑いましたが、やってるうちに慣れました。
ストーリーはDS前作の続きになってますが、知らなくても話を進められる程度のフォローはされてます。
骨折や腫瘍といった普通の手術に加え、進歩して復活した死に至る奇病「ギルス」によって倒れた様々な患者を救っていくのが、主人公・月森と助手のアンジュ、そして医療機関カドゥケウスの仲間達。
さほど複雑なストーリーではないのですが、前作も今作も、続きの話を早く見たいから難しい手術もがんばってクリアしたい、と思わせるおもしろさがあります。曲もカッコいいものが多いので、盛り上げに一役買ってますね。
ただ、一箇所パズルがあるんですよねえ、そこまで難しいわけではないですが。
人間相手の手術以外があっても構わないけど、脈絡なくパズルを入れてくるのはどうかと思います。
熱くなると手が痛くなるのと、DS付属のタッチペンだと長時間やるのはきつそうなのと、電車で手軽に、は向かないゲームですが、手術ゲーというよりアクションゲームに近いので、アクション好きなら楽しめるでしょう。
すばらしい!良作!
おすすめ度 ★★★★★
背筋にゾゾゾという感覚が走りました
。これだけは手に入れようと思い購入を決めました。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!