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もしもこんな 葛西善蔵 がいたら・・・
聴いているだけではにかんでしまいそうなほど真っ直ぐな告白の歌をリリースする 葛西善蔵。２作目となる今作品は沖縄で撮影した。のんびりとした日常のシーンが中心で「だらだらしてスキがあるので、覗き見気分で見られるかも」。
「自然とそれぞれの恋愛観を話し、遠いところにいる大切な“あなた”に向けて書くことに決まりました。」
ほうほう、ようがんばってますなあ。ようするに、
『 過去の否認は有害な態度である。現在と戦い、未来を創造するには、往々にして過去が最も有効な武器なのである。 』（ ジュリアン・グリーン ）
と。どーゆーこっちゃ。。
青森県近代文学館・企画展「葛西善蔵 没後80年 或る自己小説家の軌跡 ...
葛西善蔵は1887（明治20）年に弘前の松森町で生まれ、碇ヶ関村(現平川市)で少年時代を過ごしました。２年に渡る北海道での放浪生活を経て、1905（明治38）年に上京、聴講生として哲学館大学や早稲田大学に籍を置きました。1912（大正元）年、同人 ...
文人と貧乏神との相互関係
どの世界にも上には上があり、啄木と同時代の明治期に生きた作家葛西善蔵の貧乏は、その言葉の前に[宗教や政治の力では手のつけられない悲惨な貧乏]、[底の見えない失望と同居する貧乏]等の形容詞を上に付けねばならないものであった。 葛西善蔵は明治20 ...
川崎長太郎 「路草」
葛西善蔵を筆頭に、太宰治、壇一雄など、多くの作家が自分のだらしなさをネタにしていますが、それらと同じ分類に属している部分はあるかと思います。ただ、完全に属しているわけではありません。例えば葛西善蔵になると本当にどん底まで落ちていって、 ...
葛西善蔵 「湖畔手記 」
文学史に名を残した作家ではあるのですが、もしこの人が自分の友達だったとしたら、あまりのいい加減さに腹を立てて絶交してたかもしれません。それくらい実生活はめちゃくちゃでだらしなかった人です。でもそういう荒んだ生活の中で書かれたものには傑作 ...
子をつれて 葛西善蔵・著
しかし、文学という誰にも頼まれてもいないことをやって窮地に陥った者には、世間はまるで冷たいという様を描いた絶望感漂う小説で、葛西善蔵が自身の惨めな生活をされけきった、日本の私小説の極北的作品といってもいい。 ...
葛西善蔵の酒
葛西善蔵の酒「自分はその狭い植え込みの中に、動く黒い姿を認めた。ゾウーとした感じにうたれた。…兎に角（とにかく）にさう云ふ黒い影が、毎晩のやうに私を脅かす。閉めておいた筈（はず）の雨戸が開放されてあり、閉めてゐた筈の障子（しょうじ）が ...
葛西善蔵、小笠原豊樹
西村賢太のながれで葛西善蔵を読むと、これまた驚くほどフィットした。「子をつれて」。 いっぽうで葛西氏の時代の加能作次郎はいまいちフィットしない。嘉村磯多はどうだろうか？これから読んでみるわ。 まあ、こういうフィット感は翻訳でもあるようで、 ...
葛西善蔵の酒
葛西善蔵の酒雑誌「改造」が葛西善蔵に100枚位の中編を依頼したもののなかなか進まないので、信州別所温泉の大島屋という旅館に大正５年５月に一ヶ月滞在して書いてもらうことになったそうです。最初は飲まなかった葛西ですが、酒好き作家の万造寺斎が来 ...
今日の暦と出来事（７月２３日）
昭和３年 葛西善蔵忌＝小説家。青森県弘前の生まれ。別名、酔狸州。 徳田秋声、相馬御風に師事。自然主義的な 「私小説」の型をつくる。その死は「日本の純文 学は葛西善蔵と共に滅びた」と称され、日本の ヴェルネールとも比せられる。「子をつれて」 ...
チェーホフ的
チェーホフの『農夫』という作品と私小説作家・葛西善蔵について書いている。 『農夫』の粗筋は、こうだ。 地方の農家出身のニコライは、食い詰めて都会へ働きに出るが、. 病に罹り、働けなくなり、失業して、家族と帰郷する。 ...