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演劇集団キャラメルボックス クロノスシリーズ3作品一挙放送!【Ch262シアターTV予告編】
黄泉がえり |
本作のラストシーンに映画的カタルシスを感じるのは、序盤の伏線が上手く効いていることが大きい(犬童一心のホンが凄いね)。「また歌える」という最初のRUI(柴咲コウがよい!)のセリフからはじまり、好きな人・会いたい人の前に続々と故人が黄泉がえってくる。でも、竹内結子演じる葵のもとに好きな人は還ってこない。それがなぜなのかは終盤に分かるのだが、実ははじめから観直すと、きっちりと説明されていることに気付く。だから葵は平太(草なぎ)と必然的に会ったのだ。本作はかなり切ないストーリーであり、特に終盤のどんでん返し以降は(核心部分なので、未見の人は観てください)胸がキューと締め付けられる。いくつかの家族のストーリーが描かれるが、哀川翔と石田ゆり子の芝居も最上だった。RUIのコンサート会場から走り出す時の葵と平太の会話は特に忘れられない名シーンだ。最後に咲いた花は、この切なさの中で描ける唯一の希望だろう。心に染み入る良い作品なので、未見の方はぜひ!。 |
この胸いっぱいの愛を |
人は誰でも戻ってやり直したい瞬間が何度かあるという。
このお話は、そんな瞬間に戻ってしまう話。 ちょっと昔に戻った懐かしい気持ちと、そのときその瞬間に感じた心を思い出したとき、 人はどんな反応をするのだろうか。 ストーリーに多少の矛盾があるにせよ、 そんな瞬間をタイムスリップという手法で見せてくれた。 ちょっと「シックス・センス」のにおいもする作品。 |
この胸いっぱいの愛を プレミアム・エディション |
テレビで「黄泉がえり」が放送された後に流れた“最新映画予告“で見ただけで泣けました。その後、何回も予告を見て、映画館でも見ました。 この映画を見てから、「富岡涼」くんのファンになりました。 今まで見た日本映画の中で一番輝いてる映画です!! 何回見ても泣けます。 |
おもいでエマノン (リュウコミックススペシャル) |
「鶴田謙二」
絵柄、作風、ともに好きな漫画家なのであるが、 「完結させない」(できないのか?)漫画家であるので そういう意味であまり好きではない。 (同じ理由で冬目景もすきではない。) 今回のは原作がある、1巻だけということで まあ大丈夫だろうと思って買ったのであるが、 正解であった。 不思議な力(あえて書きません)を持った少女と フェリーで会話する少年。 その力はいったい何なのか? それは「思い出」何のである。と締めくくられる。 必要なことなのかどうは分からない。 しかしあったら良いものであることには違いないと思う。 「数時間一緒にいても、数十年間一緒にいても 好きだったという思いは私にとっては同じことなんだもの」 これがこの作品のすべてであると思う。 しかしその力をもたないわれわれとしては 同じことではない。だから悩み、苦しみ、決断をしなければならない。 SFの奥の深さをまたも鶴謙に教えてもらった感じである。 |
おもいでエマノン (徳間デュアル文庫) |
30億年の記憶を持つ女性エマノン。その設定だけでも読ませるのですが、当然沸いてくる疑問などを上手く使いながら、様々な角度でエマノンを見せていきます。それが面白くて面白くて。誰もが思いつきそうな発想なんだけど、そのカバーの仕方が一流です。 今までの読書経験が覆りました。 |
穂足のチカラ |
地方紙7紙で1年に渡り連載された作品の書籍化です。
548ページにも及ぶ大作ですよ! 舞台は地方都市、熊本。 父親はリストラ寸前の冴えない営業マン 母親はパチンコに嵌まって闇金に手を出し 娘は父親のわからない子供を産み 息子は不登校の引きこもり 祖父は認知症 彼らをかろうじてつないでいるのは 娘の私生児である穂足。 破綻しかけで崩壊寸前 そんな海野一家を中心とした物語です。 序盤のそれぞれに問題を抱え、ギリギリの彼らの描写は 読んでいて胃が痛くなるほど。 しかし、ある事件をきっかけに奇跡の逆転劇に転じます。 前段の痛々しいまでの描写がしっかりなされているからこその そのカタルシスが爽快です。 新聞連載作品ということでSF色は抑えられ どちらかと言うとファンタジーという趣ですが 糜爛球ネタがあったり、機敷埜風天氏が登場したりと 濃い目のカジシンファンもニヤリとできるネタが随所にあって そんな遊び心も心憎いです。 帯の呷り文にある「奇蹟系群像劇」というのは言い得て妙ですね。 |
思いがけずこんな 梶尾真治 を夢で見た・・・!
その容姿からは想像できない歯に衣着せぬトークで人気を集める 梶尾真治。セブ島で撮影した今作品は2作目となる。
この日は立ち見が出るほどの大盛況。セリフの1つ「見ちゃだめよ」を披露すると、100人を超える観客からは悲鳴があがった。
う~む意味深。こりゃまさにあれだね。ほら、なんつうかその、
『 金儲けのうまい人は、無一文になっても自分自身という財産を持っている。 』( アラン )
なんのこっちゃわからんがな^^;
梶尾真治著
精霊探偵を読みました面白かったです 今後もしばらく、旅路で撮りためた風景写真等が続きます。 オススメ・スポンサーサイト: 探偵.
梶尾真治(著)「クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニティ」
6編からなる連作短編集なのですが、時間の輪が見事につながり、えも知れぬラストを迎えます。 時間をおいて発表された短編なのに、計ったように収斂していく様は梶尾真治の名人芸!!! 本当に気持ちのいい美しい作品でした。 ...
『クロノス・ジョウンターの伝説』 (梶尾真治) 感想
文庫本のための書き下ろし第3話を加えての完全版!!泣かせる短編SFといえばカジシンのお家芸だけれど、まるまる1冊それっていうのはめずらしいかな?いつもは短編集に1編か2編含まれるそれを楽しみにしていたものな。『おもいでエマノン』シリーズ ...
『OKAGE』 (梶尾真治) 感想
全国で突然何の前ぶれもなく子どもたちが失踪しはじめる。どうやら、いなくなった子どもたちはある場所を目指しているようなのだが……。マスメディアが「おかげ参り」にちなんでこの現象を「OKAGE現象」と名づけるなか、おとなたちはそれぞれの立場 ...
この胸いっぱいの愛を
著者は、梶尾真治さん。クロノス・ジョウンターの伝説シリーズで、映画化もした。これは、映画化するにあたり梶尾さんが自らノベライズした。 映画化したものを見た時に、梶尾さんなのにこの程度?薄すぎないかしら?と感じた。クロノスはない設定の時点 ...
『サラマンダー殲滅』 (梶尾真治) 感想
未読だった梶尾作品。<汎銀河聖開放戦線>のテロ行為により夫と子供を失った主人公静香は憎悪を人工的に精神に移植することでそれを支えに生きている。しかし、実際に静香が復讐という行為に及ばないよう同時に心理抑制がされていて… ...
「SFマガジン2008年11月号 特集 宇宙SFの現在」
連載 梶尾真治 「怨讐星域 閉塞の時代」☆0 この短さで、結婚式ぶちこわしネタを遣るためとはいえ、嫌われ役、ヒロインとも記号過ぎ。 リン・ディン☆0「食物の招喚」☆0 「・・・と、彼女は言った」に終始。 連載 小林泰三 「天国と地獄の狭間 巨神覚醒 ...
アイスマン。ゆれる 梶尾 真治
ゆれる 梶尾 真治 光文社. 久しぶりに読書メモを(笑) いえ、ポツポツとは読んでいるのですよ。でもメモを忘れてしまうのよ。そして内容も忘れてしまう、悲しき衰えた我が脳ミソ。 さて、梶尾さんのファンタジーです。恋愛小説で今回も主人公がすごく ...
原作・梶尾真治、作画・鶴田謙二「おもいでエマノン」徳間書店
作者: 鶴田謙二, 梶尾真治, 鶴田謙二; 出版社/メーカー: 徳間書店; 発売日: 2008/05/20; メディア: コミック. 一九六七年、日和見学生の僕は失恋旅行の帰りの船で一人の美しい女性と出会う。古いできごとを見てきたかのように話す彼女の秘密とは? ...
梶尾真治 『おもいでエマノン』
ようやく暑い夏も終わって、これまで読んだ本の感想でも書こうかと、腰を上げることに...