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文学問答 |
タイトルに惹かれ、帯を見て購入を決めました。 「人と文学をなめる人はだめ」 …痺れました。 小説、戦争、マゾヒズムなど、様々なことに触れていらっしゃいます。お二人共、次から次へと小説のタイトルや、小説家の名前が出てくる。記憶力がとても良いのですね。そして、ご自分の考え方がしっかりある。そこまでの頭が私にはないので、なんとも言えないのですが…作品を創る人というのは、どこか違いますね。( 詠美さんの作品は好んで読んでいるのですが、河野さんの作品は読んだことがありません。これを期に、手に取ってみようと思います。)文学について知りたい方、作家さんのファンという方におすすめします。 |
幼児狩り,蟹 (新潮文庫 こ 9-1) |
著者の作品のなかで、個人的にもっとも愛する一冊がこれ。河野作品のなかでは古い作品群であるが、著者のテーマの一つである、「歪んだ愛のカタチ」「異常性を孕む愛」が濃厚に、そして危険に香る粒よりの作品揃いだ。本書は特に、当時の作者のモチーフであった「幼児虐待的雰囲気」を伴うストーリーが多い。 作品名を列記しておこう。 ○幼児狩り ○劇場 ○塀の中 ○雪 ○蟹 ○夜を往く なかでも、読後10年以上忘れられないのが「塀の中」。戦時中の女学生たちが、自らも閉じ込められている、まるで檻のような女子寮に迷子の幼児(男の子)をかくまうというストーリーだが、やりきれないような不安と、心のどこかがヒリヒリするような切なさに襲われる。日本の作品〡?マイベスト30に入る珠玉! |
もしもこんな 河野多惠子 がいたら・・・
CMでおなじみの 河野多惠子。この日のイベントには撮影に使用した極小ビキニで登場。
「自然体の『おかんキャラ』でいけたら良いなと思います」と気合十分だ。
ほうほう、ようがんばってますなあ。ようするに、
『 女房に愛される技術というものは発明されないものだろうか。 』( ラ・ブリュイエール )
なるほどねえ。昔の人は偉いなあ。
秘事(ひじ)
「河野多惠子」 1926(大正15)年、大阪生れ。大阪府女専(大阪女子大学)卒。 〔文学者〕同人になり、1952(昭和27)年、上京。 1961年「幼児狩り」で新潮社同人雑誌賞、1963年「蟹」で芥川賞を受賞。 著書に、『不意の声』『谷崎文学と肯定の ...
河野多惠子『妖術記』角川書店(角川ホラー文庫)
わたくしには、怖いというより、気味が悪いといったほうが納得しやすいのかもしれない。『不意の声』は、まだ、わたくしの理解の範疇であったが、本書は、なかなかに手ごたえがある。 つまりは、女性の性に特化したホラーと読み解くべきか。 ...
蓮實重彦が偏愛する本 24冊
河野多惠子『みいら採り猟奇譚』 後藤明生『挟み撃ち』 ルイ=フィルディナン・セリーヌ『北』 クロード・シモン『フランドルへの道』 ジャック・デリダ『有限責任会社』 ジル・ドゥルーズ『差異と反復』 中上健次『熊野集』 中上健次『千年の愉楽』 ...
「蓮實重彦が偏愛する本」フェア開催のお知らせ - 東京大学出版会
[mixi] 蓮實重彦 | 近刊『映画論講義』より 〜蓮實重彦が偏愛する本 24冊〜 阿部和重『シンセミア』 ヴァージニア・ウルフ『燈台へ』 大江健三郎『臈たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ』 河野多惠子『みいら採り猟奇譚』 後藤明生『挟み撃ち』 ...
『ただならぬ午睡』 (選)江國 香織
とりわけ遠い場所までつれて行かれたお話は、河野多惠子さんの『朱験』。妖しくて、ぬめぬめとエロティックで・・・、この魅力はきっと20代の私には分からなかった。そういえば、どのお話もある程度年齢をかさねなければ分からない種類の良さがあるのかも ...
日本作家の姓順で一覧
河野多惠子『半所有者』 古平正義 『スウィート・サインズ』(&中島宏樹、大塚いちお) 小平 豊 『カメハメハ 戦国のハワイに生きた風雲児』 ごとうやすゆき『ダメ犬グー 11年+108日の物語』 小林聡美 『マダムだもの』 小林照子 『髪と頭皮から毒出し ...
芥川龍之介
2005年現在の選考委員は池澤夏樹・石原慎太郎・黒井千次・河野多惠子・高樹のぶ子・宮本輝・村上龍・山田詠美の8名。選考会は、料亭・新喜楽の1階で行われる(直木賞選考会は2階)。 関連検索キーワード 読書感想文 作品 蜘蛛の糸 羅生門 感想文 地獄変 ...
2008年8月19日(火)
河野多惠子の「日本の近代化が孕む"歪み"」という言葉も印象に残った。久しぶりに開いたが、中味は実に充実している。明日はコンサートの本番。夜はまた打ち上げの後、こんな時間が持てる。ちょっとうれしい。 8月13日(水) "The地球LIVE"本番の日。 ...
『赤い脣 黒い髪』
小川洋子以上にエロい。 とんでもないな、河野多惠子。 でも、やっぱり微妙に合わないかも。 何でもないことを、鮮やかに描く作家は確かに他にもいるんだけど、 河野多惠子はどうも変だ。 何でもないことが、それ以上に何でもないことのような気もする。 ...
お勧め66530
河野多惠子に関する商品1:すべて 小酒井不木に関する商品1:すべて 小島信夫に関する商品1:すべて 小杉健治に関する商品1:すべて 小杉天外に関する商品1:すべて 児島襄に関する商品1:すべて 五條瑛に関する商品1:すべて 木谷恭介に関する商品1:すべて ...