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海堂尊 ウィキペディア

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チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫 599)
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫 599)
正直、前半2/3を読んだ時点で、『事件の中心人物』・『原因』が予測できました。
そういう意味では、本格的な推理小説やミステリーとは少し違うのかもしれません。

前半は主人公である田口先生と一緒に関係者を知る事から始まります。
『じっくり』タイプの田口調査と、田口先生の感じた事を同時に味わいながら読み進めているうちに
後半、その安定感は『火喰い鳥』の登場でいきなり崩れ去ります。
そこからは完全な白鳥ペース。田口ペースで慣れた読者であればあるほど、
田口と同じように白鳥に翻弄されながら一気に最後までまくしたてられます。

前半で感じていた自分の『予感』に自信がなくなってきた頃、
最後の事件が発生。そして白鳥により事件の全てが明らかに。

一番最後に繰り広げられる高階・田口の会見は、
白鳥ペースに巻き込まれぼろぼろになった読者へのクールダウンみたいなものでしょう。
田口先生と高階先生の株がここでアップし、読量感はなぜか爽やかです。

主人公の考え方・進め方にシンクロできる人ほど、楽しめるのではないでしょうか?
逆に、鮮やかに事件を解決してゆく推理系がお好みの方には、向いていないかもしれません。

あとがきにもありましたが、これは、枝葉の多い『受身型』ワトソン・『攻撃型』ホームズコンビのお話です。
宮部みゆきの『模倣犯』・奥田英朗の『イン・ザ・プール』のような分析系(?)が好きな方にはおすすめ。





チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) (宝島社文庫 (600))
チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) (宝島社文庫 (600))
下巻に入り、白鳥が登場し、ストーリーは大きく動き出し謎が解決に向かいます。
しかし、白鳥と田口のやりとりは、それなりに楽しめたのですが、真相がわかる段階で、それまで全く伏線がなかった事柄が次々と出てくるのは、驚きよりも話の流れに強引さを感じました。
白鳥が1人で手がかりをつかみ、1人で解決した印象があり、上下通して読み終えた今、ミステリーとして重要な部分が極端に下巻に偏りすぎているように思えてなりません。
上巻も医療現場のリアルな描写は下巻以上ですし、全く評価できないとは言いませんが、ミステリー小説としてみると、上巻の内容を上巻一杯使って書く必要があったのか、と考えてしまいました。
最後の記者会見のシーンは、それなりに見所なのでしょうし、「現実の医療業界の問題点を広く世に見せる」という著者の意図がこめられた小説としてはそれなりの出来なのでしょうが、ミステリー小説として期待して読むと失敗しますね。




ナイチンゲールの沈黙(下) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)
ナイチンゲールの沈黙(下) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)
チーム・バチスタの栄光の続編です。
単行本でのレビューがイマイチだったので未読でしたが、文庫版が出たので購入しました。
ジェネラル・ルージュの凱旋と同時期に起こった小児科病棟での出来事なので双方がリンクします。
極端にいえば、この2冊で完全型。
なので、最初にこの「ナイチンゲールの沈黙」をすっとばして「ジェネラルルージュの凱旋」を読んでしまった私はところどころ「???」な部分があったのですが、その部分が「ナイチンゲールの沈黙」に書かれているのでこれでスッキリ。

ミステリーとしては、「チームバチスタの栄光」のときみたいに、「犯人はお前だ!!」といった「衝撃の事実展開」、ではなく、早々になんとなく犯人がわかってしまって、動機もわかってしまってぼんやりした感じを受けてしまう。
そして、海堂作品の特徴的な「医療現場の問題」も他の作品に比べるとそれほど強調されてもいない。
どちらかというと、その後に続くジェネラル・ルージュの凱旋や螺鈿迷宮への伏線といった色合いが強いように感じる。

単行本でのレビューには、「ありえないファンタジー本」といった指摘が強かったけど、文庫版になって値段も安くなったし、他の作品との関連性も強いので「バチスタファン」には是非オススメ。






ゆうべ 海堂尊 が夢枕にたたれてこうおっしゃったッ・・・!


ファッション誌でも活躍中の人気アイドル 海堂尊。彼女自身、単独のDVDは初めて。前作では「笑顔な感じ」だったが、今回は「セクシーに」がテーマ。
「古いピアノとか、そのへんに散らかっているいろんなものとかを使って、曲を作るんだ」という発言など、興味深い会話が聞けるようだ。

ほうほう、ようがんばってますなあ。ようするに、

『 着物を脱ぐ女性の美しさは、雲を貫く太陽のようだ。 』( ロダン )

なるほどねえ。昔の人は偉いなあ。

『ブラックペアン1988』 海堂尊(BlogPet)
ととろの「『ブラックペアン1988』 海堂尊」のまねしてかいてみるね 『ブラックペアン1988』海堂尊講談社こちらは違うの描写♪ こういう部分ってすごく短時間で、また楽しめました! こういう部分ってすごく大事です!! シリーズみたいな大学医学部 ...

チーム・バチスタの栄光/海堂尊
おかんに読んでみ、と渡された。 けっこう面白い。 かなり乗り遅れ感があるけど、ドラマも見ようかな…

『ひかりの剣』海堂尊
ジェネラル・ルージュと呼ばれた速水医師と昼行灯の田口医師の、医学生時代の物語です。 二人とも授業をさぼってばかりいた問題児なのは同じなのだが、 速水晃一は、東城大学医学部剣道部主将であり、剣の道を真っ直ぐに追求していた。 ...

夢見る黄金地球儀(著:海堂 尊)
8年ぶりに現れた悪友が言い放つ。「久しぶり。ところでお前、1億円欲しくない?」かくして黄金地球儀奪取作戦が始動する。二転三転四転する計画、知らぬ間に迫りくる危機。平介は相次ぐ難局を乗り越え、黄金を手にすることが出来るのか。

発見されない犯罪
『死因不明社会』 (海堂尊 講談社ブルーバックス)によれば日本の解剖率は先進国最下位だそうだ。私はこの本を読んだわけではないが、週刊誌で海堂尊 がこの話をしているのを読んだ。死んだ原因が心臓が止まったから(心不全)なんて当たり前じゃない ...

チーム・バチスタの栄光/海堂 尊
チーム・バチスタの栄光/海堂 尊; ¥1680; Amazon.co.jp. 今、下巻の途中ですが、. なんだかだんだん真相がわかってきました. けど真相がわかるにしては、ちょっと展開はやいような・・・? まだ半分ほど残ってるんですが・・・ ...

第30回オリコン調べ「本」ランキング 映画、ドラマとのメディア ...
文庫1位:容疑者Xの献身(東野圭吾)・・・108,699部2位:キノの旅(時雨沢恵一)・・・32,570部3位(↑):チーム・バチスタの栄光 上(海堂尊)・・・29,236部4位(↑):ナイチンゲールの沈黙 上(海堂尊)・・・28,520 ...

海堂尊先生の「田口・白鳥シリーズ」の最新刊!!
今日は女性誌の発売日でした。 なぜに女性誌はあんなに重いのでしょうか? 本屋の仕事と共にあるのは腰痛・・・・。 今日も腰がつらいです。。。 では、今日のご紹介おすすめ本は、予約商品ですが、発売の一報が入りましたので、 早速ご紹介します。 ...

『ひかりの剣』 海堂尊
海堂尊『ひかりの剣』. バチスタシリーズの速水晃一と『ジーンワルツ』の清川吾郎の若き日、学生時代の話。 東城大医学部剣道部主将速水晃一VS帝華大学医学部剣道部清川吾郎の対決を主軸に据えたスポーツもの。 東城大学医学部剣道部主将速水晃一は次回 ...

7階「くまざわ書店」週間ランキングのご案内
著者:海堂 尊出版社:宝島社価格:各500円(税込) ★第4位 書名:探偵ガリレオ 著者:東野 圭吾出版社:文藝春秋価格:570円(税込) ★第5位 書名:風雲への序章 グイン・サーガ 123 著者:栗本 薫出版社:早川書房価格:567円(税込) ...

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水無月すう | 新井英樹